バベイオモイド神様が見てる
〜秋〜

作：西田三郎

■2002年５月6日（晴れ）

　偉大なるバベイオモイド神様

　また今回の事件にはおどろかされました。
　17歳の少年が、バスを乗っ取って乗っていた人を殺し、バスにたてこもったのです。
　
　その人はインターネットのけいじ板に犯行を予こくしていたそうです。
　あたしは自分せんようのパソコンを持っていません。
　だからよくわからないのですが、とにかく何かものすごく頭に来ることがあったのでしょう。
　
　これもバベイオモイド神様。あなたのしわざですね？
　
　今回の犯人である17歳の少年（といってもあたしよりも6つも年上のお兄さんですが）も遺薔薇屠死夫様の大ファンだったみたいです。

　なんだか最近、みんなきそい合うみたいにすごいことをしていますね。

　それはバベイオモイド神様、あなたのおのぞみになることがだんだんエスカレートしているからでしょうか。　これからどんなことが起こるか、とても楽しみですね。
　
　今回の犯人である少年は、さいわい、けい察に生きたまま逮捕されました。
　
　もう17歳なので少年法で守られることはないでしょうけど、たぶん死刑にはならないでしょう。
　
　いつか彼が病院か、もしくは少年院からでてきたら、彼にも会ってみたいと思います。
　
　話題はもちろん、バベイオモイド神様、あなたと遺薔薇屠死夫様のことです。
　
　
　PS:
　昨夜、ベッドの中でパンツをこすりつづけていたら、とつぜん足がつって頭の中がまっしろになりました。
　ひんけつで倒れたときのことを思いだしました。
　
　ほんとうに死ぬかと思いました。
　
　なんだか、こんないやらしくてうしろめたいことばかりしているから、バチが当たって頭がおかしくなったんじゃ、とさえ思いました。
　
　こわいので、しばらくベッドの中でおしっこが出るあたりをさわるのはやめようと思います。

＜つづく＞



　
　

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