扇蓮子さんのクリスマス
作:西田三郎
「第7話」■素晴らしいかなあ、人生
それから……やっぱ聞きたい?……ああ、聞きたいわな。ここまで喋ったんやし。
あたしは立ち上がって、ちょっと「鬼こまし」のせいでふらふらしてたけど、着てるもの全部脱いだ。
酔ってた、っちゅうのんを言い訳にしとうないけど、まあそれもあったやろうなあ。
それにおじいさん、目、見えへんやろ。そやからあんまり恥ずかしいことは無かったわ。
あたしは全部脱いで、おじいさんの目の前に座った。
おじいさんはまるで置物みたいにじっとしてた。
あたしはおじいさんの右手を取って、自分の裸の胸に当ててみた……おじいさんの手はかさかさで、ほとんど干物みたいな感触やったのを覚えてる。
「お………」おじいさんが声を上げる。
「ほら、おじいさん、触ってええんよ」あたしはそう言っておじいさんのかさかさの手に自分の手を重ねた。「……好きなことしてええんよ」と、おじいさんがいきなりあたしに覆いかぶさってきた。
びっくりしたね、あんなおじいさんがすばやく動けるとは。男って悲しいよなあ……西田君、人間って、ある程度の年齢を超えると、枯れてしもうて、そういうことには興味がなくなるもんやって思うやん。いや、まじで。
ぜんっぜんそんなことないで。
おじさんはあたしを畳の上に押し倒すと、首筋に吸い付いてきた。
そのままゆっくり、下の方、下の方へ舐めてくわけ。「んんっ……」自分でもすごいやらしい声が出たわ。
おじいさんはあたしのおっぱいまで舐め下げると、ゆーーっくり時間を掛けて、左、右、左、右、とあたしの乳首を舌の先でくすぐった。
あたし?……そりゃ悶えたよ。
「あんっ……」とかなんとか、そんなええ感じの声出してな。
その間もおじいさんは、あたしの脚の間に手を突っ込んで、その、なんちゅうか、入り口のあたりを指でゆっくり擦った。
いやあ……すごいやらしかったね。あたし、今にも死にそうなおじいさんにこんなことされてんねんや……と思うと、ますますやらしい気分になった。
おじいさんはあたしの乳首を舐めまくった後、ゆーっくりその舌を鳩尾からおへその方に下らせてった。ぞくぞくしたわ。正味な話。脚の間に入れてないほうの手は、あたしのおっぱいをゆっくり捏ねてた。
「……あっ……んっ……おじいちゃん………そ、そんなん……あかんて……」脚の間でもぞもぞしてたおじいちゃんの指先が、あたしの一番気持ちのええところに触れた……って、あたし、今、ものすごい事言うてる?……酔っ払ってるとはいえ。
あたし思わずのけぞってしもたわ。あんなに慎重に触られたんはじめてやったから。
「……おっ………おじい……ちゃん………」
当たり前やけど、“おじいちゃん”って言いながら喘ぐんも、はじめてやったけたわけで……これがまた、なんかすごくええわけよ。
おじいちゃんは散々あたしを指でいじめると、今度はあたしの脚を大きく開かせた。
ほんで…………おじいちゃんはその真ん中に顔を埋めてきた。……ここまで喋ったついでやから言うけどさ、おじいちゃん、その……なんちゅうか、一番気持ちええとこを、しつこいくらい責めてくるわけ。その、舌……ベロで。あたし、畳の上でのたうち回ってしもた。そこらにある座布団を取って、必死にその端を噛んで声堪えたわ。ほんま、泣きそうやった。
「おじいちゃん、あかん、もう……あたし……あかん……許して……」
何でもさせたげる、言うたのに話が違うけど、その時はほんまにあたし、おかしくなってまうんと違うか、と本気で思たんよ。
「みゆき……ええか?」おじいちゃんが聞いた。
ええか、ちゅうのはつまり、挿れてええか?っちゅう事やよねえ?……この状況では。
さすがにそこまで許すんはどうかなー……って思ったけど、あたしは腹括って答えた。
「うん、ちょうだい……」おじいちゃんはあたしの目の前でジャージを下ろして、パンツを脱いだ。
びっくりしたなあ……。
信じられへんかったわ。おじいちゃん、ものすごいことになってんの。
ここではあんまりその様子を詳しゅう説明できへんけど、とにかくすごかった。「ほな……みゆき、いつもみたいに……ほれ、後ろ向いて……」
ああ、おじいちゃん、「みゆき」さんとはいつもバックやったんやなあ、とか思いながら、あたしは言われたまんまに四つんばいになった。ちょっと……あんまりリアルに想像せんといてな。
あたしが四つんばいになってると、おじいちゃんは手であたしのおしりを探って、挿れるとこを探してるみたいやった。………なんか可愛そうやろ?そやからあたし、おじいちゃんのアレ握って、入り口に当てたったわ。
……ああもう、あたしどこまで喋ってんねんやろ。まあ、今あたし酔ってるちゅうことにしといて。おじいちゃんのが、ゆっくり入ってきた。
「んんんんっ………」
誰にも言うたらあかんで、これ。ほんまに硬かったわ。おじいちゃんのアレ。
<つづく>
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