拝啓、石原都知事殿
〜赤坂少女監禁事件〜
妄想:西田三郎■2004/09/06 (月) 特集「赤坂少女監禁事件」 第3回『プチ・エンジェル』
さてその「プチ・エンジェル」なる少女売春組織ですが、要するにロリコンの人たち専用のデートクラブでありまして、ここに会員登録しておけば、普段はまだ赤いランドセル背負ってる女子児童と楽しいデートやその他もろもろの事ができるわけです。
とある週刊誌のインタビューに応じた元顧客(匿名とはいえ何でインタビューに応じるのか感覚を疑いますが)の弁によりますと、
「ヨシサト君は彼自身がロリコンなので、僕らロリコンのツボをよく踏まえてるんだよねえ・・・ていうのも、彼のクラブではホテルに行くまえに、女の子とデートや食事が出来た。食事をしながらこの目の前の少女に後であんなことやこんなことやあんなことやこんなことして、いかにイテコマシテやろうかと思うと、本当にたまらんものがあるワケだよ。いやあ・・・無くなって残念だなあ、プチ・エンジェル」
(一部筆者によりハレンチ感を増量)
ってんですから、本当にこのクラブには唾棄すべきどころか唾のプールで溺れ死んで欲しいくらいの卑劣漢がコゾっていたのですね。
そもそもこの事件が発覚したのは、行方不明になった女子児童宅の自室にて、その母親が
「男の人とお喋りしたりデートしたりするだけで日給10,000円!!エッチもなしダヨ☆」
みたいな世の中をなめた同クラブのチラシを発見したから。
渋谷を歩けばこのようなチラシは10メートル間隔で配布されているのでしょうが、とにかくロリコンビジネスというものがいかに世の中に広く・深く浸透しているか、そのウンザリするような事実を我々はこの事件を通して突きつけられる結果となったワケです。
さらに驚くべきはヨシサト君が生前やっていたその商売の手広さ。警視庁は埼玉県久喜市の吉里くん宅などを家宅捜索し、役2000名もの名が連なる“顧客リスト”を押収しているのです。
なんとその中には、弁護士や会社役員、代議士(事件直後の報道によりますと“代議士”ですが新潮45・2004年9月号では“政府関係者”に変わっていました)の名前も入っていたといいますからオドロキです。
<続く>
■2004/09/07 (火) 特集「赤坂少女監禁事件」 第4回『この事件に関する5つのナゾ』
事件は解決したとはいうものの、この事件には5つの大きなナゾが残されています。
ワタシとしましては、どうもその辺がスッキリしないのですね。
では、順を追って説明します。
【ナゾその1】ナゼ、ヨシサト容疑者は自殺したのか?
この事件のヨシサト容疑者は当時いちばん旬な方法だった「練炭による一酸化炭素中毒」という手段を用いて、その腐りきった人生に幕を下ろしています。しかし、その自殺の動機がどうもよく判らない。
生前の彼を知る人々は「彼はアトピー性皮膚炎で悩んでいた」と証言していますが、ってそれが理由??報道ではそういう事実が挙げられているのですが、逆に考えるなら彼が自殺したことの理由として考えられる事実というというものが、それくらいしか挙げられなかった。つまり端から見る限りでは彼の自殺の動機となり得る合理的理由が殆ど見あたらなかった、と見ることもできるのではないでしょうか?
【ナゾその2】そもそも、ヨシサト君は何がしたかったのか?ヨシサト容疑者は彼のところに出入りしていた10代の女性を使い、女子児童らに対して「お部屋の掃除をしてほしい」自室にと誘い出したうえ、児童らをポリタンクに手錠で繋いで監禁。そして自殺しています。
昨日挙げた上得意のお客様の証言にも「彼自身もロリコンだった」とありますので、まあ彼がそのような凶行に及んだ理由は言わずもがな、という感も否めません。しかし、彼は2000人もの顧客を有する売春組織を運営していた人物であり、その手のビジネスの担い手としては成功者であったワケです。彼は変態性欲の持ち主ではありましたが、同類のロリコンの性欲を刺激し、そのお小遣いを巻き上げる才を有していた。
正常な感覚から見ると、ロリコンをビジネスとしてサバいていた者の人物像と、ロリコンそのものに夢中になる者の人物像に開きはないのかも知れませんが、事実それは大違いです。ある意味、非合法かつ非道徳のビジネスの世界を上手に渡り歩いていた彼のような人物が、ナゼいきなり、そこらの変態のような直接行動に及んだのか?
その理由は彼のアトピーがひどくなったから?
どうも腑に落ちません。
<つづく>
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