ボイス

〜ヨボセヨ!ヨボセヨ!〜

2003 韓 

監督:忘れた


 わたしは携帯電話を持ち始めたのが最近でして、いまだに一度掛けた相手の電話番号をメモリーするやりかたがわからなかったりするわけですが、しょっちゅうわたしの携帯に間違い電話が掛かってくるのですね。しかもどうも相手は韓国人の女性らしく、電話に出るたびに「ヨボセヨ!ヨボセヨ!」となんか怒ったような声で叫ばれるもんですから困ってしまいます。最初は愛想良く答えていたわたしでしたがあんまりしつこいもので「間違いですニダ!」と叫んで切ったりと大人げない対応などもしたのですが、それでも間違い電話は鳴りやみません。これはやはり6000万強制連行の呪いかなんかでしょうか?とわたしの猜疑心もつい社会派になってしまったりするわけです。ところでこの「ボイス」ですが世界でも日本人の次に携帯電話と女子高生の好きなお国の作った映画だけありまして、話もなんか「呪いの携帯番号」というリング系のアレなんですが、それにしては因果応報がはっきりしてるとこなんかが怪談としてはイマイチなのです。なのでどのへんが見所かといいますと、ストーリーのキーにもなっております、「幽霊に乗り移られる子供」のこの世のものとも思えぬ不気味さ、というか不細工さなわけです。いやあ、叫ぶは白目は剥くわ、わめくは階段から落ちるわ、特殊メイクなしでこの恐怖感は、はっきりいって「エクソシスト」のリンダ・ブレアなんか軽く追い越し、「震える舌」の破傷風少女にはまだもうちょっと追いついていなくらいで最高でしたね。主人公の女性はいかにもな企画物系のルックスですが、その姉を演じる女優は木村佳乃チックなルックスで好みではありませんがお綺麗でした。全然関係ないですが、韓国でも援交は大問題のようですね。
 
 
 

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