テキサス・チェーンソウ

〜若くて楽しそうな人は皆死んでください〜

2003年 米

監督:マーカス・ニスペル

トーマス・ブラウン・ヒューイットはアメリカはテキサスのド田舎で暮らすちょっとシャイな若者。顔面にちょっとした障害がありますが、人間誰でもひとつは欠点があるものです。トーマスはそんなハンデを乗り越えて、テキサス一の力持ちでまじめな青年に育ちました。トーマスがまじめに育ったのも、女手ひとつでバーベキュー屋を経営しながらトーマスを厳しく育てたテキサス一の肝っ玉母さん、いい年して警官ごっこが好きですが男らしくやさしい兄さん、お母さん以上に厳しく口うるさいですが、女好きで人間味のある車椅子のおじいさん、そして近所の貧乏白人の皆さんが暖かく見守っていたからこそ。近頃の都会では見られなくなった構図です。思えば、昔の日本はこんな感じでした。家族の絆、隣近所とのつながり。ワタシ自身としてはウザいので御免被りますが、そうした人とのふれあいこそが、青少年を正しい道に導くのです。しかし、最近の若い者は礼儀というものを全く知りません。今日も爺さんが1人で留守番してるところに、恥知らずなまでのローライズジーンズ(注:ローライズマニアには堪えられない映画です。ヒロインは全編ヘソを出してますので)を履いた若い女と、身なりのだらしない若造が電話を貸してくれとやってきました。爺さんは両脚がありませんが、若い女に目がないもので、女の方だけ家に上げましたが、なんとそのスキに男の方もこっそり家に上がって人ん家の中を歩き回り、冷蔵庫まで開ける始末です。これにはさすがに温厚なトーマスもブチ切れ、当然の権利としてチェーンソウで無法な若者たちをナマスに切るのです。しかしそんなトーマスも、最近衛星放送などでよく目にします極東のニッポンという国で起こった嬰児虐待死事件のニュースなどを目にしますと、“なんと恐ろしいのだろう。テキサスに生まれて本当に良かったなあ”と実感するのですね。

 
 

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