天使の牙/BTA
〜若い女の見分けなんかつきません〜
2003年 日
監督:忘れた
麻薬王ショーケンは自作の爆破予告ビデオに丁寧なCGの解説を入れるくらい親切な奴ですが、やはり悪党ですので警察に追われる身です。ショーケンは悪党な上にロリコンでして、自分の孫くらいの娘を囲っています。その女が警察にタレ込もうとしたからさあ大変。その女を保護しに現れた女刑事とショーケンの手下との一大銃撃戦が展開します。ダラダラとユルい銃撃戦の末に、ショーケンの愛人は頭をブチ抜かれ、女刑事はハチの巣。愛人の方は体が無事で、女刑事の方はオツムが無事だったってんで、日本国家ケーサツはコレ幸いと愛人の体に女刑事の脳を移植する、思い切ったプランを決行。こうして脳は女刑事で見かけは愛人というハイブリットな主人公がショーケンの元に戻って潜入捜査を開始する…という「フェイス・オフ」と比べてみてもどっちが現実的なのかよくわからない作戦がはじまり、はてさてどうなりますことやら…というのがストーリーですが、何が何だかよく判らないのはワタシの文章能力のせいだけとは言えますまい。
だいたいからして入れ替わる愛人女と女刑事をやっている女優が二人とも、スマートで背格好が似ていることが致命的です(二人とも長身で手足が長い。愛人の方がちょっとティティが大きい)。もうこの歳になりますと、若い女の顔の区別なんてロクにつきませんので、いっその事、どちらかが藤山直美だったら判り易かったのにと思いましたよ。あ、この映画、エンドロール(タトゥーの歌。対訳字幕つき)が上がっても、まだ続きがあったりして、パート2への布石を残してくれますが、どうせだったら1作ごとに女刑事の脳が次から次へと違う女に移植されいく、くらいの斬新なフォーマットがないとシリーズ化はちょっと勘弁してほしいです。
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