スターウォーズ
〜エピソード4 新たなる希望〜
「デジタルリマスター版」

〜10年ぶりに見てみると…〜

1978 米 

監督:ジョージ・ルーカス

 いや先日の「ゴールデン洋画劇場」でやってましたので、ついつい真剣に観てしまいました。この映画を真剣に観るのは実に10年ぶり。まあいちおう、旧3部作はもちろん、誉めるべきところが何もなかった「エピソード1」と、何か別の映画のようだった「エピソード2」は劇場まで出かけて観ていますので、わたくしもこのシリーズのファンであるとは言えます。
 しかし、すべての始まりであるこのエピソード4は、改めて観てみるとすごいですね。
 何がって、今でこそこの「スターウォーズ・サーガ」は007や13金や釣りバカと肩を並べるシリーズ映画の金字塔ですが、第一作目であるこの映画が作られた1978年の段階では、この映画はまったく無名の監督が無名の役者を集めて(この映画におけるピーター・カッシングとアレック・ギネスはエド・ウッド世界でのベラ・ルゴシのようなものなのですね)作った子供だましのSF活劇であり、それがヒットするなんて誰も思っていなかったのです。しかしルーカスはそれを何か、狂気ともいえる信念で確信していたのでしょう。
 でないと、最大の敵であるダース・ヴェイダーと主人公:ルーク・スカイウォーカーが直接対決もせず、フォースというものが一体何なのかよくわからず、デス・スターは爆発すれどダース・ヴェイダーは死なずに逃げおおせ、思いっきりパート2をの布石を残しまくったまま突然終わるこんな尻切れトンボな映画を作るはずがありません。いや、ほんとうによかったですね。冒頭の字幕に出てくる“クローン戦争”も何のことやらさっぱりわかりませんでしたが、それさえ映像化されているのです。そしてディア・ゴスティーニから「週刊スターウォーズ」が創刊され、何と121号まで続いたのです。
 案外、「天使の牙/B.T.A.」なんかもシリーズ化してみると当たるかも知れません。
 ショーケンは本当に逮捕されてしまいましたが。
 あんまり感動しましたので、第一作では予算の関係上、無名俳優に頼らざるを得なかったこの「エピソード4」を、もし今リメイクしたらどんなふうになるか、考えてみました↓

■ オレの考えた、21世紀版「スターウォーズ」の役 ■
ルーク・スカイウォーカー=トビー・マグワイヤ 理由:なんか純朴で百姓っぽくてしかも弱そうなので。
ハン・ソロ=ジョージ・クルーニー 理由:他に当てはまる人が居たら教えて下さい。
レイア姫=アンジェリーナ・ジョリー 理由:本人の素行の悪さと、エピソード6における、ジャバ着せられる奴隷コスチュームまで想定した上で。
オビ・ワン=ベン・ケノービ=渡辺謙 理由:もともと三船敏郎にオファーがあったらしいので(世界のミフネはこれを断り、代わりに「1941」に出た
モフ・ターキン総督=クリストファー・ウォーケン 理由:いい感じで老いさばらえたので。
ダース・ヴェイダー=背の高い人 理由:で、いいだろ。
チューバッカ=もっと背の高い人 理由:で、いいよな。
オーウェン伯父さん=ランディ・クエイド 理由:そこまで考えなくていいか?
C-3PO=ジム・キャリー 理由:異論ないよな?。
R2-D2=きかい 理由:テクノロジーがケニー・ベイカーの役目を奪った…。


 
 

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