モンスター〜そうだズーレさんに聞いてみよう〜 2003・米 監督 パティ・ジェンキンズ えー、気になりますね、ズーレさんの生態に関して。
というわけで先日、知り合いのひとりであるズーレ暦12年のK子さんに、いったいズーレとはどのようなものなのか聞いてみました。と、いうことはK子さんは高校生の頃からズーレだったようですね。いやらしいですね。
まったくけしからん。西田「K子さん、観ました『モンスター』?」
K子さん「あれやろ?凶暴なヒモと警官が戦うアメリカの映画」
西田「それは『ザ・モンスター(81・米)』です。結構好きな映画ですけど。ドリカムのアルバムタイトルとも違います。 あれですよあれ。シャーリーズ・セロンがブスメイクで頑張ったやつ」
K子さん「知ってるがな。わざとボケたんやがな(K子さんは映画マニアです)」
西田「あれで描かれてるズーレってどこまでリアルなんっすかね?」
K子さん「いや、わたしが思うにやで、わたしの周辺からしてみると、ぜんぜんアカンわ。あの映画。リアルやない。だいいち、お互い一途過ぎるわ」
西田「と、いいますと?」
K子さん「いや、結局アレって、男と女の関係をズーレに置き換えてるだけのハナシやろ。中にはあーいう一途なズーレカップルもおるけど、ほんまはもっとお気楽やで」
西田「……ってことは、相手がいつも特定ではないと……でもそれは、K子さんが単に淫乱なだけでは?」
K子さん「悪かったな。それにな、あの映画ではリッチがタチでセロンがネコっちゅう感じで意外性狙うとったみたいやけど、ほんまはネコもタチもないもんやで」
西田「えええええっ!!!!!そうなんですか???」
K子さん「いや、あるカップルもおるけどな、その時次第よ、その時の気分次第。そやから同性愛はおもろいんや」
西田「はあ、なるほど。あのですね、ポルノ関係なんか見てますと、結構ズーレの方々はバイブ使用したりしてますけども、あーいうの使うんですか。ナスとかキュウリとかぺ二バンとか」
K子さん「あんたらしいなあ。そやからあんたの書くもんにはリアリティがないねん」
西田「ほっとけこの売女」
K子さん「いや、そりゃ使う機会あったら使うかもしれへんけど、ふつうのヘテロのカップルが『今日はこんなんしてみるう?』ってバイブとか使うんと同じ頻度なんとちゃう?いや、あくまであたしはやけどな。だいたいな、セックスにはチンコの代わりがいるやろう、なんちゅー考え方からしてヘテロセックスの人間の傲慢なんよ。あんなもん、なかったらなかったで何とでもなんねんさかい」
西田「っていうことは……つまり指とか舌とかそのへんですか」
K子さん「まあいろいろよ、いろいろ。だいたいあの映画でもセロンがバカでっかい銃使うやんか?アレ、ほんまの事件ではもっと小さい拳銃やったらしいけど、つまり映画にするからっていうんで視覚的な効果狙って、でかい銃にしたわけやろ。つまり、チンコの象徴。わっかりやすいわ。わかりやす過ぎるわ。あんたの小説とエエ勝負やね。アホ向けで」
西田「うるせえ、この売女。ま、それはそうとして、どうでしたか『モンスター』」
K子さん「あんなもんちゃう?あんたみたいなどうしようもなく冴えへん男が、殺されるとこやったのに『今日、ボクはじめてなんです』言うてセロンに抜いてもらうシーンはちょっとグっときたけどね」
西田「じゃあ今度抜いてくださいよ」
K子さん「アホか。死ね。変態」という事だそうです皆さん。
西田的には終盤近く、メチャクチャいい人のおじさんがセロンによって蜂の巣になるシーンが一番グッときました。
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