キル・ビル Vol.1
〜9年ぶりの試写会は良かったですね〜
2003 米
監督:クェンティン・タランティーノ
いやあ、9年ぶりに試写会に行って来ましたよ。よくよく考えて見れば、9年前最後に行った試写会は「パルプ・フィクション」だったりするわけで、久方ぶりの試写会が同じタランティーノの作品であるというのは何かの縁ですかね。私事で恐縮ですが。だいたいわたしらのような素人が、「試写会に行く」という行為がいじましいというか、なんかセセコマシイですね。新聞で試写会をマメにチェックして、葉書を出して、当たったら当たったで狂喜乱舞して、開場1時間前から会場前で並んだりしてね(イイ席を取る為)。厚生年金会館大ホールはそんなセセコマシイ・パッとしない人々で満員だった訳ですが、よくよく見るとお年寄りが多いことに気づきました。つまり、お年寄りの皆さんは新聞で試写会の告知があれば片っ端から葉書を出しておられるのでしょう。とすれば、かなりの本数をこなしておられるのは事実。映画の興業収入はは試写の前評判で決まると言われてますので、最近「長崎ぶらぶら節」とか「たそがれ清兵衛」とか「ムルテガ」とか、露骨に老人受けを狙った映画が多いのには、そんなカラクリがあるのかも知れません。して「キル・ビル」、ストーリーはスティーブン・セガールの「ハード・トゥ・キル」と石井隆の「夜がまた来る」を足して2で割ったようなカンジなんですが、まるで芝刈り機のように人を斬りまくるウマ・サーマンの殺しっぷり(「殺し屋1」よりは「ブレインデッド」みたいでしたね)、栗原千明の制服(たまりません)、あとダリル・ハンナが大画面に映っているという事実と、見所満載でかなり楽しめましたね。
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