いつで娼婦のように
〜超大手損保会社における、或るOLの物語〜
妄想:西田三郎■2004/04/23 (金) いつでも娼婦のように 第一回〜売春は悪か?〜
一応、日本の法律では売春および買春は違法行為ということになっております。
これはまあ、「マージャンで金を賭けてはいけない」とか「自衛隊は軍隊ではない」とか「納税は公共サービスの対価である」とか、そういう類の世の中の見た目の健全と安定を保つためのタテマエですね。
実際にはソープにデリヘル、イメクラにセクキャバと、お金を支払って抜いてもらう類の有料サービスは街にあふれ返っているワケであり、だからこそ成田アキラさんなんかは食っていけるワケです。クロウトさんがイヤならテレクラや出会い系サイトでいくらでもシロウトの有料ファック相手を見つけることができます。
何故かこうしたシロウトの売春行為は援助交際なんていうソフトな呼び方があるもんですから、売る方も買う方もそれほど罪悪感を感じずに済むという便利な構造になっており、まさに日本は売春天国なのであります。こうした自体が由々しき事態であるかいなかにジャッジを下すのは、非常に困難なところです。
売春というものを過剰に罪悪視しますと、旧タリバン政権のように女を石で打ち殺したり、映画「セブン」の連続殺人犯みたいにナイフ付きペニバンで娼婦を殺すようなことがまかり通ってしまって、それは文化国家・法治国家の崩壊に繋がります。しかし、その逆に売春を必要悪として認め、開き直ってしまっていいのか?まあ、こういう事は考え始めるとキリがありませんし、答も出ませんので、本日より4回にわたり、ワタシの知人(の知人)のDさんという女性のお話をしてみたいと思います。
Dさんは、某一流企業に勤めるOLで、そこからもらったお給料で生計を立てていたのですが、足りない分はファックで稼いでいたのですね。<つづく>
■2004/04/23 (金) いつでも娼婦のように 第二回〜Dさんについて〜
さて、先日も申し上げましたとおり、Dさんは某一流企業に勤めるOLでした。
どれくらい一流かといいますと、世のお父さん方にとって娘を入社させたい企業No.1になるくらいの一流企業で、恐らくつんぼでもない限り、その社名を聞いたことのないヒトは居ないでしょう。そんな一流巨大企業ですので、社内の人間関係などは旧態依然としていることは否めません。
とにかく社内の不倫発生率は70%を余裕で上回っており、3年おきに転勤していく男性社員は、その赴任期間のうちに、ヤれる限りの一般職女子社員とヤリ倒して、颯爽と去っていくワケです。
要するにこのような会社では一般職女子社員は男性社員の慰安婦として採用されるようなものでありまして、フェミの方が知ろうものなら憤怒の余り自爆テロでも起こしそうな勢いなのでありますが、こうした会社に進んで入社する女子というのは、驚くほどファックに関してはフレキシブルなのですね。
つまり1人でも多くの男性社員にファックを求められるということが即ち、その人自身の女子社員としての価値に直結しているものですから、まるで社内はウッドストックのようなフリー・セックスの嵐。Dさんはその中でも、社内一の肉便器でした。
Dさんはルックスもはっきり言ってブサイクですし、体型も何だか肉饅頭のようです。
それでも簡単にファックさせてくれる、というだけでDさんの社内評価は上々でした。
一体何の会社なんでしょうね。
そんな風にタダマンに明け暮れる日々を送っていたDさんでしたが、ある日、そうした自分の特性をお金にする方法を思いつきました。それが援交だった訳ですね。
以後、Dさんは3度の飯より好きなファックでお小遣いを稼ぐようになったのです(つづく)
<つづく>
■2004/04/24 (土) いつでも娼婦のように 第三回〜パンパン道一直線〜
さて、お金をもらってのファックに味をしめたDさんでしたが、あるとき地元の農協のオヤジがどうしてももうひとりファッカブルな女子を都合つけてほしいと言いますので、同じ会社のGさんを誘うことになりました。ちなみに、まるでカニのような顔つきで体が肉饅頭のDさんと違って、新たに誘われたGさんは結構今風のイケてるルックスでスタイルもスマートです。社内での30代後半・妻子持ち男性との不倫も最近破局を迎え、暇を持て余していましたので Dさんの勧めにも快くOKサイン。
かくしてDさんとGさんは同じホテルの隣同士の部屋で、それぞれ別の農協オヤジとファックをすることになったのですね。まるでアサ芸や宝石の「デキる!超一流企業OLとの本番SEX!」なんて記事そのものの話ですが、ワタシもこのハナシを聞くまではあの手の記事は全部マユツバだと思っていましたよ。
さて、Dさんと農協オヤジとのファックは楽勝でした。オヤジは前戯もそこそこにDさんにブチ込み、1分を待たずについ果てまして、それはそれはアッサリしたファックだったそうです。
まんまと数万円をせしめたDさんはルンルン気分でGさんと別のオヤジがしけ込んだ隣室に足を踏み入れましたが、Gさんとそのオヤジはファックの真っ最中。こっちのオヤジはかなりコッテリ派でして、そのまま小一時間、Dさんの目前で、ヤッコさんはGさんの若いお肉をねぶり倒した訳です。
まるでセンズリ時のティッシュのような扱いだった自分と比較して、何たる仕事の丁寧さ。
確かにコストパフォーマンスはあたしの方が上だが、人間として本当にそれでいいの?
Dさんの中に暗雲が広がります。
次回、その農協親父ふたりがGさんだけをオーダーしたことも、Dさんのプライドを大きく傷つけたワケですね。
こうしてGさんは、精神的に本物のパンパンになったのです。
<つづく>
■2004/04/25 (日) いつでも娼婦のように 最終回〜人間の条件〜
それから、本腰を入れてDさんはパンパン稼業に精を出していました。
とにかく美味しいに匂いのする話には積極的には一も二もなく飛びつき、土日は援交三昧。
あまりに土日の仕事熱心が過ぎて、仕舞いには月曜日会社を休むこともしばしば。
先日農協のオッサンのお気に入りとなったGさんはDさんが誘い入れた援交の世界で実力を発揮し、バリバリ稼いでいます。ここは先輩のDさんとしても負けられないところです。しかしある日、Dさんに破格のお仕事が回ってきました
知り合いの知り合いの知り合いの知り合いくらいの遠いツテからやってきた話です。
Dさんも会ったことはおろか、名前さえ知らないような相手でした。
何と、その一晩で36万もらえるというのですね。
Dさんの長い援交人生(なんとまあ援交は短大時代からだというからオドロキです)でもなかなかないオイシイ話でしたが、ここで何故かDさんの動物的感覚が働き、結局Dさんはこの話を受けませんでした。さて、援交三昧の尾羽打ち枯らしたようなOLのDさんに、一晩で36万も払うような客は、一体Dさんに何をするつもりだったのでしょうか?
Dさんはこの仕事を受けませんでしたので、スナフられることはありませんでした。
いえ、もし受けていたとしても、この平和な日本のことですし、スナフられるようなことも無かったかも知れません。
しかし、一瞬でもお金と引き替えに自らの躰を先方に引き渡すということは即ち、それと同じことなのですね。
つまりはDさんの命そのものの値段は、36万円だったということなのです。さて、これでお話は終わりですが、「アメリカン・グラフティ」風にDさんの現在をお話しましょう。
Dさんは勤めていた某一流企業の男性社員をゲットし、今は早くも二児の母になっています。
ダンナさんはDさんの過去を知りません。
因みにDさんが援交の世界に引き入れたイケてるGさんですが、援交で儲けた金で念願のアメリカ留学を果たしました。
世の中というのは、そういうものなのですよ
<おわり>
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