インソムニア
〜寝ぼけ刑事、田舎でモテる〜
2003 米
監督:クリストファー・ノーラン
アル・パチーノはロスの敏腕刑事であまりにも仕事熱心なため証拠捏造までして点数稼ぎしたもんだから、内務捜査官に烈しく追い込みを掛けられる毎日。そんな殺伐とした日々の息抜きに、アラスカの田舎で起きたショボイ殺人事件の捜査に出かけたのですが、緯度が高いアラスカでは日がな一日陽が落ちないから困ったもんです。もともとコカ系のパチーノのことですのでバッチリ不眠症になり、寝ぼけまなこで発砲したら同僚にジャストミート、というのがストーリーなんですが、何よりもビックリなのが、どう考えてもヨレた中年のパチーノが、“ロスから来たオマワリ”ということだけで地元の女にモテモテになることですね。ホテルの女主人は露骨に色目を使ってきますし、地元の女刑事は“憧れてましたぁ”みたいな感じでプラトニックに責めてくる。事情聴衆した女子高生なんか車の中で大股開いて援交を持ちかけてくる始末です。アラスカにはよっぽどマシな男が居ないのか、それともアラスカの女は皆色狂いなのかと、思わずワタシの“いつかは行ってみたいところ“リストの1位がスゥエーデンからアラスカへ一気に更新してしまいましたね。
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