H[エイチ]

〜穢れたメスブタどもめ!!〜

2002年 韓

監督:イ・ジョンヒョク


ハーイ!大韓民国のみんな!!。儒教の教えを守ってるかな?…さいきん僕が気になるのは、街が風俗産業で穢れてるってことなんだ。街に出るとそこら中に立ちんぼのオネーサンたちが立ってる。汚らわしい、薄汚れたメスブタどもだ。人よりちょっと倫理観が突出してる僕は、あの売女どもを見るたびに虫酸が走るんだ。だから殺したよ。殺しまくったよ。だって、連中はゴキブリ以下だからね。これは世のため、人のためなんだよ。いつか君も、判ってくれるはずさ。だから、僕の事件を教訓に、女性の皆さんは、お金のために体を売ることは止めて欲しい。僕はすぐ死刑になるだろうけど、淫らな女には必ず罰が当たるんだ。神様の変わりに、僕が罰を与えたのさ!!ラブ&ピース!!」

 と、語るのはお隣の国、韓国で21人を殺害したユ・ヨンチュルさん(34)。たいへん前向きで道徳観溢れるメッセージでありますが、そう語るヨンチュルさんのズボン前が突っ張って、先走りが滲んでいるのは何故でしょうか?
 かつてアメリカで最も有名な連続殺人犯、テッド・バンディは死刑前に「ポルノ雑誌がおれをこんなにした」との弱気発言をしてファンの我々をがっかりさせました。
 嘘つけ!!
 皆さん、かような連続殺人などする頭の悪い千擦り野郎どもが、何を語ろうと、その発言がいかに衝撃的であろうと、そいつらのズボンの中はレース直前の競走馬のようにマキシマムにエレクチオンしてるのです。連中はそれを自覚し、恥じているからこそ、朝日新聞の読者や古館伊知郎のような善良なマヌケしかダマせないような大ボラを吹くのですね。

 だって皆さん、友達と“どんなAVが好きか”という知的で創造性溢れる大人の会話をしている時でも、本当に自分が好きなジャンル(それはスカトロだったり、集団痴漢だったり、男がマゾのハードコアSMだったりするわけですが)の良さを、大マジで語ることができますか??その際に話題にできるのは、せいぜい街頭ナンパ物あたりの無難な線ではありませんかね??ほんとうの欲求とは、誰にとっても恥ずかしいものなのです

 あ、ちなみにこの映画ですがタイトルに反していやらしいシーンは皆無であり、女刑事は秋野暢子によく似ていて、殺人犯はえなりかずき風でした。
 
 

TOP